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Ⅲ 第227回「ダンマパダ306」 第22 地獄の章(ダンマパダ306~319)

ⅡDhp306椿


2,500年前
ブッダは、誰に、
どのような時に「法の句」を説いたのか。
その教えについて、物語ります。



   「法句306」


嘘(うそ)つく者は
地獄(じごく)に向()かう

犯(おか)して「犯していない」と
言()う者も

両者(りょうしゃ)は
悪(わる)い行(おこな)いの者

あの世()に行って
同類(どうるい)となります





【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】スンダリー 女性バラモン





【原因と結果】

その頃、
ブッダと修行僧団には、

インドのガンジス河など、
5つの大きな河の

大洪水にも等しいほどの、
利得と尊敬が生じていました。



一方、ブッダの教え以外の
異教者(いきょうしゃ)たちは、

利得と尊敬が断たれてしまい、

あたかも、
朝日が昇り始めた頃の

蛍のように、
輝きを失っていました。


ブッダと修行僧団に
脅威を感じた

異教者たちは相談して、
美しいスンダリーに協力を頼んで、

ブッダに汚名を
着せる事にしました。


異教者たちの園林(おんりん)に
やって来きた

スンダリーに、
事情を説明して言いました。


異教者たち:
「スンダリーよ、あなたは
真(まこと)に美しいご婦人だ。

沙門ゴータマ(ブッダ)に

不名誉を与え、
評判を落とし、

その利得や
尊敬を無くして欲しい」


スンダリー:
「尊者たちよ、分りました」

スンダリーは同意しました。



それ以来、スンダリーは、
夕方、都の人々が、

ブッダの「教え・法」を聞いて
帰って来る頃になると、

花輪や香料などを持って、

ジェータ林に
向かうようになりました。


人々は、スンダリーに尋ねました。


都の人々:
「スンダリーよ、どこに行くのですか?」


スンダリー:
「皆さん、
沙門ゴータマの処です。

彼の部屋、
香房で一緒に過ごします」


スンダリーはこのように答えて、
実際は、

異教者たちの
園林に泊まりました。


そして、
早朝には

ジェータ林への道に入り、
都に戻りました。


人々は尋ねました。

都の人々:
「スンダリーよ、
どこへ行っていたのですか?」


スンダリーは答えました。

スンダリー:
「皆さん、
沙門ゴータマの処です。

彼の香房に泊まり、
彼を楽しませてきました」



数日後、異教者たちは、

ならず者、
無頼漢(ぶらいかん)たちに

金銭を渡して、言いました。


異教者たち:
「よいか、
スンダリーを殺し、

沙門ゴータマの
香房に近い、

花輪処理場に
捨ててくるのだ!」


異教者たちは、このようにして、
スンダリーを亡き者にしました。



そして、異教者たちは
国王に報告しました。

「スンダリーがいない」 と。


国王は、異教者たちに
捜索の許可を与えました。


異教者たちは、
花輪処理場で、

スンダリーの遺体を見つけると、
国王に報告しました。


「沙門ゴータマの
弟子たちが、

師の悪事を隠(かく)すために
殺したのです」 と。


更に、
異教者たちは、

ブッダと
修行僧たちを非難しながら、

都の内外や、
園林を歩き回りました。



ブッダは、それを知ると
修行僧たちに言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、
あなたたちは人々に語るのです。


罪は、それを犯した者が、
必ず受けるのです。


嘘つく者は
地獄に向かう」 と。


やがて、無頼漢たちは、

受け取った金銭で酒を飲み、
言い争いになり、

スンダリーを殺した事が
暴露(ばくろ)されました。


そして、
無頼漢たちと異教者たちは
処刑されました。


都の人々の、
ブッダと修行僧団への

尊敬と称讃は、
ますます大きなものになりました。





【教え】

他を誹謗(ひぼう)する者、
悪事(あくじ)を犯した者、

この両者は、あの世で
ともに

苦しみの世界に行って
同類の者となります。


確かに 彼らの
行方は、定められています。


しかし 彼らの
寿命は、決められていません。


なぜなら
「悪い行ない」は、

多く行なえば長く、
少なく行なえば短く、

苦しみの世界で
苦しむ事になるからです。



苦しみのもとは

 1. 渇愛(かつあい)― 砂漠で、喉(のど)の渇(かわ)きをいやすために、
          水を求めるような渇望・欲望。

 2. 慢心(まんしん)― 生まれ、財産、名誉、地位、
          能力などに対するおごり。

 3. 我見(がけん)― 正しくない考え方・見方
         真のありようを諦(あき)らかにしない愚かさ、です。



魔の縛り・執着や、
貪り・怒り・

気づきのない愚かさ=煩悩
[身心を乱れさせる心の不健康]に気づき、

無知・無明から
解放されるように、

自らの心=「息」
呼吸に気づく」練修をします。




 1. ため息をつきます。

 2. 鼻から息を吸います。
   お腹の膨(ふく)らみを感じます…….

 3. ゆっくり、長く、口から息を吐きます。
   お腹のひっこみを感じます………..

 膨(ふく)らみ、膨らみ、膨らみ…….
 ひっこみ、ひっこみ、ひっこみ
………..

 繰り返します。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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