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Ⅲ 第237回「ダンマパダ 323」

Dhp323花車


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句323」


確かに
乗物(のりもの)によっては

未到(みとう)の地()に
到達(とうたつ)ができません

自分自身を
調(ととの)えた人こそが

よく調えて
到達できるのです






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】もと象使いであった修行僧





【教え】

未到の地
涅槃(ねはん)の地です。


涅槃の地は、

誰も
夢にも見た事が無いものですから、

象などの乗物に乗っては、
行く事ができません。


よく調えて到達

1. まず、
6つの感覚器官
「眼・耳・鼻・舌・身・意」をよく調えます。

 (1)には、(しき)
 (2) には、(しょう)
 (3) には、(こう)
 (4) には、()
 (5) には、(そく)
 (6) (こころ)には、(ほう)


6つの感覚器官と、

それぞれが捉える対象を
しっかり確かにして、

自分自身をよく世話をして、
養うのがよいのです。


2. 次に、

聖なる道「聖八正道」の
練修によってよく調えます。



聖八正道は「三学」

「戒学」「定学」「慧学」
におさめられます。


慧学」(智慧):智慧そのもの
       「原因と結果の法則」を正しく知って観る。

 1. 正見― 正しく観る智慧。
     「四聖諦」「苦集滅道」を
     「智慧」を働かせておさめる。
 
 2. 正思惟-正しく考える「慈悲」の心をそなえた「智慧」。
       自分自身も他の人も害さない、傷つけない考え。



戒学」(戒律):悪から離れる。
        善いものに向かう習慣。
        身体を動かし生活の中に実践。

 3. 正語- 正しい言葉を語る。
 4. 正業- 正しい行い。正しい職業につく。
 5. 正命- 正しい生活をする。



定学」(禅定):勝れた心を用いる。
        勝れた心を作る学び。

 6. 正精進- 正しい努力。正しく努める。
 7. 正念― 正しい気づき。正しい今の心。
 8. 正定- 正しい集中。禅定。静かに坐る。



「涅槃」に到着

順序よく従順に、
正しく、怠る事なく

不放逸に練修を努めます。


その果報が実った
智慧」のある人こそ、

魔の縛り・執着の無い世界、

貪り・
瞋(いか)り・
気づきの無い愚かさ=

煩悩(身心を乱れさせる心の不健康)
から解放された

自由の「未到の地」

安らぎ、楽、幸せの世界
「涅槃」に到着します。



私たちには

「未踏の地」に到達する
可能性があり、

選ぶ権利があります。





【原因と結果】

もと象使いであった
修行僧がいました。


ある日、その修行僧は、
アチラヴァティー河の岸辺で、

ある象使いが、
一頭の象を、

思いどおりに調教
できないでいるのを見て、

近くにいる
修行僧たちに話しました。


もと象使いであった修行僧:
「友たちよ、
もしもあの象使いが、

象のある個所を突いたなら、
すぐに調教できるのだが...」


象使いは、
その話を聞いていました。


その象使いは、
象のある個所を

そのとおりに突いて、
象をよく調教しました。



修行僧たちは、その事を
ブッダに報告しました。


ブッダは、
その修行僧を呼び寄せて、

事実を確認され、
叱責(しっせき)されました。


ブッダ:
「愚か者よ、

象やその他の
乗り物を調教して、

どうしようというのです。

象や乗り物をよく調教しても、

未到(みとう)の地へ
行く事はできません。


自分自身を
よく調えてこそ、

それは可能なのです」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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