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Ⅲ 第245回「ダンマパダ338~343」

Dhp338~343ツルアジサイ


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句338~343」


愛(いと)しいものに
向()かって流(なが)れる

三十六の激流(げきりゅう)が
あるならば

貪欲(とんよく)の流れが
邪(よこしま)な

見解(けんかい)の者を
運(はこ)び去()る


どこにでも流れは
流れて行く

また蔓草(つるくさ)は
生(しょう)じ、とどまる


生じた蔓草を見()て
智慧(ちえ)によって

その根()を
断()つがよい


愛執(あいしゅう)を
捨て去るように

自身の貪欲(とんよく)から

離(はな)れる事を
願(ねが)って





【場所】ヴェール林(竹林精舎)

【誰のこと】牝の子豚から生まれ変わって、
      大臣の妻になった女性 





【教え】
未来は変わる!


三十六の激流

私たちには、

内に「18の渇愛」
外に「18の渇愛」=執着・欲による

「36の渇愛の行い」があります。


 1. の執着による「18の渇愛」とは。
   6つの感覚器官感官「眼・耳・鼻・舌・身・意」×3[三界]

 2. の執着による「18の渇愛」とは。
   6つの対象「色・声・香・味・触・法」×3[三界]



どこにでも流れて行く

渇愛・執着・欲の「流れ」は、

6つの感覚器官感官
「眼・耳・鼻・舌・身・意」によって、

6つの対象
「色(しき 色・形あるもの、身体)・声・香・味・触から

法(心の中で起こるすべて)まで」の
すべてに流れます。


また、渇愛・執着・欲の流れは、
「色・声・香・味・触・法」によって、

「三界」:
「欲界・色界・無色界」にも流れます。


それ故に、

渇愛・執着・欲は、
どこにでも流れて行きます。



三界」:

欲界(よくかい)― 欲に執着する世界
色界(しきかい)―自分自身の身体に執着する世界
無色界(むしきかい)― 精神・心に執着する世界



愛執に駆り立てられた人々

確かに
「愛執(あいしゅう)に

駆り立てられた人々」は
「束縛」や「執着」により縛られて、

長い間「生・老・病・死」などの
「苦しみ」を繰り返し受けます。



愛執を除き捨てる

しかし
ブッダの「教え・法」を

練修する人は、
「貪(むさぼ)る欲から離れる事」を願います。


」を成就した「智慧」によって
その「愛執を除き去り」、捨てます。



紹介します 『経典』のひとつ

四念処

 ―― この道は、生けるものが清まり、
    身体と心が安らぎ、     

    愁いと悲しみを乗り越え、 克服し、

    苦しみと悩みが滅して、 消えます。

    最高の理解に達して、完全に解放され、

    自由に導かれます
――
        (『長部経典 第22』「大念処経」)



この「経」には
「4つの念処」が説かれています。

体・
  感作用・
 
 (心が作ったすべてのもの)」

自分自身の「身・受・心・法」を
観察するものです。



智慧の成就

意(こころ)と身体を
静かに調え、深く観透す

智慧の成就」にいたる

坐禅瞑想の練修に
欠く事のできない

基本的な『経典』です。






【原因と結果】

ある日ブッダは、

ラージャガハの都へ
托鉢行に入りました。

そこで、
一匹の牝(めす)の子豚を見られて

微笑(ほほえ)まれました。


侍者(じしゃ)のアーナンダ長老は、
ブッダが微笑まれ時、

ブッダの
開かれた口から放たれた

歯の光の輪を見て、
微笑の理由を尋ねました。


ブッダは言われました。


ブッダ:
「アーナンダよ、
この牝の子豚をご覧なさい。


この牝の子豚は、
カクサン仏[過去七仏の第四仏]の時代に

牝鶏(めんどり)になって生まれ、

坐禅堂の周りに
住んでいました。


そこで、
カクサン仏の教えのもとで、

」の
瞑想対象を唱えている、

一人の禅定者の声を
聞きました。


」の
瞑想の声を聞いた

その牝鶏は没して、
次に王家に生まれ、

ウッバリーという
王女になりました。


ある時、
王女ウッバリーはトイレに入り、

蛆虫(うじむし)の集まりを見て、
その場で、

蛆虫を瞑想対象にして
「初禅」に達しました。


王女ウッバリーは、

それより身を没して、
梵天界に生まれ変わりました。


彼女は、更にまた、
何度も生まれ変わり(輪廻)を

繰り返して、今では、
牝の子豚に生まれています。


この理由で、
タターガタは笑ったのです」


それを聞いて、
アーナンダ長老をはじめとして

修行僧たちには、

畏(おそ)れ戦(おのの)く、

畏怖(いふ)の念が
起こりました。



ブッダは、
修行僧たちに「三界」:
「欲界・色界・無色界」

即ち、
欲の世界における渇愛[愛着・執着]の

命にかかわるような災難、
危難を明らかにされました。


そして、
路に立たれたまま、

これらの詩
「法句338~343」を唱えられました。



なお、牝の子豚は
それより没して、

現在のミャンマー(ビルマ)の

王家をはじめとして、
更に4回生まれ変わり、

最後に、古代スリランカ最大の王の
大臣の妻になりました。


ある時、彼女は、
家に托鉢行に来た、

マハーアヌルッダ長老から
自分自身の

前世の話を聞いて感動し、
ただちに出家しました。


間もなく

『大念処経(だいねんじょきょう)』を聞いて
「預流果(よるか)」に達し、

やがて
『毒蛇喩経(どくだゆきょう)』を聞いて、

聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達しました。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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