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Ⅲ 第247回「ダンマパダ345,346」

Dhp345,346バラ


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句345,346」


宝石(ほうせき)、耳輪(みみわ)
[]への執着(しゅうちゃく)

妻子(さいし)に対(たい)する
愛着(あいちゃく)こそが


重(おも)くて
徐々(じょじょ)のもの

除(のぞ)くのが
難(むずか)しい

堅固(けんご)な
縛(しば)り、と

賢者(けんじゃ)は
言います


これらを
断()ち切()って

愛着が無く
欲楽(よくらく)を捨()てて

賢者は
出家(しゅっけ)するのです






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【何のこと】牢獄について





【教え】

本当に必要な愛


堅固な縛り

宝石類や、財産あるいは、
妻子などに対する

「愛着」「渇愛」「欲」という、
煩悩による縛りです。



重くて

愛着・渇愛・欲は
「4つの悪い世界」に引きずり下ろすからです。


「4つの悪い世界」:

 1. 地獄-苦しみの世界
 2. 餓鬼-食べても、食べてもまだ食べたい世界。
      あるいは、食べ物や飲み物が無い苦しみの世界
 3. 畜生- 理性を失い、本能のままに行う世界
 4. 修羅- 暴言を吐き、
      いつも喧嘩や争いをしている世界



徐々のもの

愛着・渇愛・欲はまた、
皮膚も肉も切らず、血も流さず、

縛られている事さえも
気づかせないからです。



除くのが難しい堅固な縛り

亀は、咬()んだ箇所(かしょ)を
放さないように、

愛着・渇愛・欲は、
貪りによって一度生じたならば、

その縛りは、
解くのが難しいからです。


賢者たちは、
このような堅固な煩悩の縛りを

智慧の剣」によって
「断ち切ります」。



確かに
「愛は、
苦しみをもたらすものでは無く、

幸せと
喜びをもたらすもの」 とは、

世俗の
一般的な、普通の考えです。


しかし
「愛は
苦しみが伴(ともな)うものです。


愛すれば愛するほど、
人は苦しみます。


もしも、大切に思っている人に
不幸が襲(おそ)ったら、

その人を愛する自分は、
苦しみます。


愛の中には、
苦しみの種が宿っています」


また、
家族への執着心は、

親しい身内ほど、
危険な関係です。


身内からの期待は、
最悪のプレッシャーとなります。


親子、夫婦ともに、
相手に期待をすると、

それが裏切られた時、
腹が立ち、憎しみとなります。


愛執を真実の愛と
勘違いしている人には、

心をかき乱す
残酷(ざんこく)な真実です。



慈と悲からなる愛

私たちには、
本当に必要な愛があります。

それは
「慈」と「悲」からなる愛です。

ブッダの言葉です。






【原因と結果】

ある時、
サーヴァッティの都では、

多くの強盗や殺人者たちが
連行され、

[罪科を決める]
国王の前に引き出されました。


国王は、
強盗や殺人者たちを

鎖(くさり)や縄(なわ)や枷(かせ)で
縛らせました。


時に、地方に住んでいる
三十人の修行僧が、

ブッダにお目にかかるために
やって来ました。


翌日、
三十人の修行僧は、

托鉢行のため、
サーヴァッティの都に入り、

その牢獄の前を通り、
強盗や殺人者たちを見ました。


夕方、修行僧たちは、
ブッダに尋ねました。


修行僧たち:
「尊師よ、今日、

私たちは托鉢行のため
サーヴァッティの都に入りました。


その時、牢獄の前を通りました。


その際、
鎖などで縛られて、

大変苦しんでいる
盗賊たちを見ました。


鎖などによる縛りより、

更に強くて
固い縛りはあるのでしょうか?」


ブッダは言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、

鎖などがどうして
縛りになるでしょうか。

財産や
妻子などに対する、

渇愛・執着・欲という
煩悩の縛りは、

鎖などの100倍も

1,000倍も強くて固い、
強固なものです。


けれども、
昔の賢者たちは、

この、断つのが
非常に難しい縛りを断って、

ヒマラヤへ入り、
出家(しゅっけ)したのです」


そして、次のような

ブッダご自身の
前世の話を語られました。


―― その昔、ベナレスで、
   ブラフマダッタ王が国を治めていたころ、

   菩薩は、ある没落(ぼつらく)した
   資産家の家に生まれました。


   彼が、成長した時に父親が亡くなり、
   [彼は] 働いて母親を養っていました。


   ある時 母親は、
   彼に家柄の善い家の娘を嫁に迎えました。

   そして、間もなく亡くなりました。


   やがて、妻は妊娠しました。

   それを知らない彼は、妻に言いました。


  
   「妻よ、私は出家しようと思っています」


   妻は言いました。

   :
   「あなた、私は妊娠しています。

   この子が生まれてから出家してください」


   :
  「妻よ、分かりました」

   無事に出産が終わって、妻に言いました。


   :
   「妻よ、私は出家したいと思っています」

   :
   「あなた、この子が
   乳離(ちちばな)れをするまで待ってください」


   そのうちに妻は、また妊娠しました。


   彼は考えました。

   「このように、妻に
   同意させられてからでは、家を離れる事はできない。

   何も言わずに、家を離れて出家しよう」

   彼は、夜分に静かに家を出ました。


   そして、
   ヒマラヤに入り、仙人として出家しました。


   やがて「」に通じ、また「禅定」を得て
   「坐禅瞑想」を楽しみながら住みました。


  彼は、感嘆の言葉を発しました。
 
 
  「妻子の束縛という、
  断ち難い煩悩の束縛を私は、断った!」 と ――


ブッダは、
前世の事を引かれて、

その感嘆の言葉の意味を説明され
「教え・法」を説き示されました。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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