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Ⅲ 第248回「ダンマパダ347」

Dhp347蜘蛛の網


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句347」


貪(むさぼ)りに
染()まった者は

流(なが)れに
従(したが)います

自分自身で作(つく)った

蜘蛛(くも)の網(あみ)に
似()ています


これを
断()ち切()って

賢者(けんじゃ)は
行きます

一切(いっさい)の
苦(くる)しみを捨()てて

愛着(あいちゃく)が無く






【場所】ヴェール林(竹林精舎)

【誰のこと】ビンビサーラ国王の第一王妃
      ケーマー(安穏)





【教え】

如是・そのとおりに、観てる?


渇愛・執着・欲・嫌悪

これらは、人を縛る
縄のようなものと知ります。


蜘蛛(くも)は
「自分の糸で網(あみ)を作り」

その巣の真ん中に横になり、
臥()しています。


その周囲に、
蟋蟀(こおろぎ)や蠅(はえ)が

引っかかれば、
急いで行って刺します。


そして、
その汁(しる)を吸って、

ふたたび、
もとに戻って臥します。


そのように多くの人は、
自分自身で作った

「渇愛・執着・欲の流れに従い」

その流れを
超える事ができません。


(むさぼ)りに染まり、
(いか)りに満ち、

気づきのない(おろか)さに、
迷います。



愛着が無く

賢者は、超えがたい

「縛りを断ち、離れて」
「一切の苦しみを捨てて」行きます。


また、
大自然の真理を、知性を使って学び、

よく観て、深く観透し、
智慧」をもって生かします。


「渇愛」「執着」「欲」「嫌悪」は、
人を縛(しば)る

縄(なわ)のようなもの、と
知ります。


今の心に注意し、集中して、
何ものにも、束縛されない!



如是・そのとおりに

無執着の精神で
「如是・そのとおり」に観ます。

私たちは、
大自然の働きのひとつである真理を。

 [内は  虚空に]
 [外には 事実あるのみ]






【原因と結果】

ケーマー王妃はかつて、

パドゥムッタラ仏
[過去二十八仏の第十三仏]の足もとで、

美しく生まれるようにと願い、
その願いが叶って

今、この上なく美しい女性として
生きています。


けれども、

ブッダの処(ところ)へ行く事を
望みませんでした。


なぜなら
「ブッダは、

美貌(びぼう)のよくない事、
うまくいかない事を説かれる」 と

聞いていたからです。


ビンビサーラ国王は、

ケーマー王妃が、
自(みずか)らの美貌に

酔()い痴()れている事を
知りました。


そこで、
ブッダの住んでいる

ヴェール林の美しさを讃(たた)える
歌を作らせました。


その歌を、宮廷の
舞踏者たちに届けさせ、

ケーマー王妃の前で
歌わせました。


ケーマー王妃は
その歌を聞くと、

ヴェール林が、
これまでに見た事も、

聞いた事も無い処のように思えて、
そこへ行きたくなりました。


ブッダは、ケーマー王妃が
やって来る事を知られ、

大勢の人たちの真ん中に坐られ
「教え・法」を説かれつつ、

ご自分の傍(かたわ)らに立って、
ターラ樹の葉の扇(おおぎ)を持って

扇(あお)いでいる
絶世(ぜっせい)の

美女を作り出されました。



ケーマー王妃は、

入ってくるや否(いな)や、
その女性を見て思いました。


「ブッダは、
美貌のよくない事、

うまくいかない事を
説かれるというのに、

あまりにも美しい女性が
傍らで扇いでいる。


私は、
その16分の1にもおよばない。


今までに、これほど
美しい女性を見た事が無い!」 と。


ケーマー王妃は、

ブッダの話も聞かず、
その女性ばかりを見つめていました。


そこでブッダは、
その女性を、まず美少女、

乙女、中年、老年の女性に、
そして、最後に、

骨だけのものにして示されました。
       (「ダンマパダ150」参照)



ケーマー王妃は、
それを見て考えました。


「あれほどの
美貌の持ち主であっても、

その美貌は、

たちまちのうちに消えて
無くなってしまうものなのだ。


自分自身の美貌には、
何の真実も無い」 と。



ブッダは、
ケーマー王妃の

心の動きを察知されて、
次の詩を唱えられました。


「 ケーマーよ、
  この身体は、

  いずれは病()み、
  腐敗(ふはい)します。


  愚かな者たちは、
  身体を浄(じょう)と求めます。


  けれども、浄とは言えないのです。


  なぜなら、
  亡骸(なきがら)から漏()れ出し、

  流れ出している、
  身体の集まりを見るがよい」 と。



ブッダは、説き示されました。

ブッダ:
「 ケーマーよ、
  多くの人々は、

  魔の縛り・執着、貪り・怒り・
  気づきのない愚かさ=

 煩悩に汚され、

  自分自身への
 渇愛・愛着の流れを、
 
 超えられないでいます。


  そして、その渇愛に
  執着して生きているのです」 と。



ブッダは、
ビンビサーラ国王に言われました。


ブッダ:
「大王よ、
ケーマーは

出家するか、入滅するか、
そのいずれかになるでしょう」


ビンビサーラ国王:
「尊師よ、ケーマーを
出家させてください。

入滅する事が無いように、
お願い申しあげます」


それより
ケーマーは出家して、

修行尼僧の中で、
ブッダの最上の弟子になりました。
 (ケーマー長老尼については「ダンマパダ403」も参照)








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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