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Ⅲ 第249回「ダンマパダ348」

Dhp348蓮


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句348」


前(ぜん)、後()、中(ちゅう)の

執着(しゅうちゃく)を
捨()てなさい


生存(せいぞん)の
岸(きし)を渡(わた)り

彼岸(ひがん)に
達(たっ)した人は

心(こころ)が解()き
放(はな)たれていて


もはや生(しょう)と
老(ろう)に

いたる事はありません





【場所】ヴェール林(竹林精舎)

【誰のこと】長者の息子ウッガセーナという軽業師





【教え】

生老死 解決したい!


前、中、後の執着を捨てなさい

」という過去の自分自身の
」という未来の自分自身の
」という現在の自分自身の

身体と心「五蘊」に対する、

愛着(あいちゃく)や、
妄執(もうしゅう)を離れなさい。


「五蘊」:
「色(しき)・受・想・行・識」


1つの身体と
4つの精神作用です。



生存

3種の執着の世界「三界」:
欲界・色界・無色界」です。


「三界」について
よく知り

知悉(ちしつ)し、
断ち、捨て、離れて、

自由な境地に
達する人となりなさい。



彼岸に達した人

自由な境地に達した人です。

「五蘊」「十に処」「十八界」に分けられる、

一切の作られたものに対して、
縛られず

「心が解き放たれて」生きる人です。


もはや「生」「老」「死」に
近づく事はありません。




 「五蘊」― 自分自身の身体と心である
       5つの集まり「色・受・想・行・識」

 「十二処」― 6つの感覚器官「眼・耳・鼻・舌・身・意」と
       それが捉える
       6つの対象「色・声・香・味・触・法」

 「十八界」― 6つの感覚器官「眼・耳・鼻・舌・身・意」と
       それが捉える
       6つの対象「色・声・香・味・触・法」、

       そして
       6つの感覚器官「眼・耳・鼻・舌・身・意」の認識作用

       「眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識」です。
                   (『中部経典 第148』「六六法経」)






【原因と結果】

500人の舞踏者が

毎年、あるいは、半年ごとに
ラージャガハの都へ行き、

国王に、7日間
見世物興行を行って、

沢山の金貨や黄金を
手にしていました。


さて、
大勢の観客の前で、

ある軽業師の娘が、
竹竿(たけざお)に登り、

その上で宙返(ちゅうがえ)りをし、
踊ったり歌ったりしていました。


その時、
長者の息子ウッガセーナが、
それを見ていました。


ウッガセーナは、
軽業師の娘の手足の動きに、

すっかり
魅()せられてしまいました。



ウッガセーナは、
家に帰ると両親に言いました。


ウッガセーナ:
「軽業師の娘と一緒に暮らしたい。


そうでなければ
このまま死ぬだけだ!」

と、彼は食事を断ちました。


とうとう、
ウッガセーナの父親は、

軽業師に
1,000カハーパナのお金を渡して、

娘を嫁に迎える事にしました。


けれども、条件がありました。


軽業師は、
ウッガセーナの父親に言いました。


軽業師:
「長者どの、

娘をあなたの家に
嫁がせる事はできません。


息子さんが、
私たちと一緒に

地方巡業に回るのであれば
娘を差し上げます」


そこでウッガセーナは、
家を出て、軽業師のところへ行き、

娘を妻にして、
一緒に地方を巡業しました。


やがて、男の子が生まれました。


彼女は、
その子を遊ばせる時

「芸ができない車番の子」
とか

「無能者の子」 と
呼びました。


彼は考えました。

「彼女は、自分の
芸が勝れているという

慢心があるため、高慢なのだ。


自分自身も
芸の技術を学ぼう!」 と。


そして、義父から
芸の技術を習い、修得しました。


さて彼は、仲間の軽業師に、
大勢の人々に対して、

次のように、
告げるように言いました。


「長者の息子ウッガセーナが、
曲芸を披露する」 と。


彼はその7日後、

約3メートルの竹竿に登り、
その先に立ちました。



その日の早朝、
ブッダは

「智慧の眼」で世界を眺められ、

ウッガセーナが
智慧の網」に入りました。


ブッダは考えられました。


「彼に「法」を説いて、

聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達するようにさせよう」 と。


そしてブッダは、
ラージャガハの都に托鉢行に入りました。



ブッダは、観衆が
ご自分(ブッダ)だけを見て、

ウッガセーナを
見ないようにされました。


ウッガセーナは

「すべての人は、
ブッダばかりを見て、

誰も自分を見ていない」 と知って、
がっかりしました。


そして思いました。

「自分自身は、なんと虚(むな)しい
見世物をしているのか」 と。


ブッダは
ウッガセーナの心を察し、

マハーモッガッラーナ長老
[神通第一の仏弟子]に

次の事を
言うように命じられました。


マハーモッガッラーナ長老:
「軽業師よ、

ブッダが、あなたに
芸を見せるよう望んでいます」


それによって彼は、
気持ちが奮(ふる)い立ち

励まされ、鼓舞(こぶ)されました。


彼は心が満ち、

竹竿の先で空中に飛び上り、
14回転して立ちました。



そこで
ブッダは言われました。


ブッダ:
「ウッガセーナよ、
賢者は、

過去・未来・現在の自分自身の
五蘊:「色・受・想・行・識」

に対する愛着を捨てなさい。


そうして、
避ける事のできない

生・老・死
解決しなければなりません」 と。



ウッガセーナは、
竹竿の先に立ったまま、

聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達しました。


ウッガセーナは
竹竿から下()りると、

ブッダの前に進み出て、

五体投地(ごたいとうち)をして、
出家を乞()い願いました。


ブッダは右手を伸ばし

来なさい、修行僧(比丘 びく)よ!」 と
言われました。


ウッガセーナは、

修行僧として僧団に入る事が
認められました。


やがて
「大人(だいにん)としての8つの法」を
そなえた長老になりました、と。









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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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