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Ⅲ 第250回「ダンマパダ349,350」

Dhp349et350水芭蕉


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句349,350」


考(かんが)えに乱(みだ)れて
貪(むさぼ)りが激(はげ)しく

美(= 浄 じょう)のものである と
観()る者には

渇愛(かつあい)は
増大(ぞうだい)します



考えが静(しず)まるのを
喜(よろこ)び

常に念(ねん)があって
美のものではない(= 不浄 ふじょう ) と

練修(れんしゅう)する人は
[渇愛の]終(おわ)りを作り

悪魔(あくま)の縛(しば)りを
断()つでしょう






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】もと小弓術師であった若い修行僧





【教え】

今、ここに、在るのは


渇愛(かつあい)

貪り・怒り・愚かさによる
心の渇き。


四念処 (身・受・心・法)

渇愛が静まるためには、
身体・感受作用・心・法を

よく観て、深く観透す
「坐禅瞑想」をします。


まず「不浄の禅」
[美とはいえないものの禅]です。

身体をよく観て
自分自身の身体の、

頭のてっぺんから
足の裏まで、

皮膚(ひふ)を中心として
「32の相を観察」します。



32の相」:

 髪、毛、爪、歯、皮膚、肉、筋、骨、骨髄、腎臓、心臓、肝臓、

 助膜、脾臓、肺臓、腸、腸間膜、胃物、大便、脳随、胆汁、痰、

 膿、血、汗、脂肪、涙、脂肪油、唾、鼻液、間接液、小便。
                  (『長部経典 第22』「大念処経」)



地・水・火・風

「地・水・火・風」から
できている自分自身が、

今、ここに在()のは
大自然=

「地・水・火・風」があるからです。



 自分自身の地水火風       大自然の地水火風
  地― 肉、骨など         地― 大地、山(樹木)
  水― 血液、汗、涙など      水― 川、海、雨
  火― 体温、熱          火― 太陽
  風― 息、呼吸          風― 空気、風



私たちは、
大自然に生かされ、

他のものと
ともに生きています。



渇愛・執着・欲に終り

考えが静まるのを喜び、

常に念(今の心)を
確かなものにして

「不浄= 美でないもの」
「不浄=浄とはいえないもの」の

禅を練修する人は、
3つの執着の世界

「三界」:

欲界・色界・無色界
に対して起る

渇愛・執着・欲に
終りを告げます。



「三界」:
 欲界― 欲に執着する世界
 色界―自分自身の身体に執着する世界
 無色界― 精神・心に執着する世界



終りを告げたその人は

「三界」を
行ったり来たりする

「魔の縛り」を断ちます。






【原因と結果】

一人の若い修行僧が、
籤(くじ)に依る

粥食(かゆしょく)が当たって、
食堂へ行って食べました。


その食堂では、
水の用意が無かったので、

ある家に
水をもらいに行きました。


すると、その家の娘は、

若い修行僧を見て、
心が奪われてしまい、言いました。


:
「尊者さま、
また

水の必要があったなら、
ここへ来てください」


若い修行僧はそれ以降、
水が無い時はそこへ行き、

やがて、粥などの
食べ物も供養されました。



ある時、娘は
若い修行僧の近くに坐り、

こう言いました。


:
「尊者さま、この家には、
無いないものは何もありません。


ただ無いものは、
奉仕させていただく人だけです」


若い修行僧は、
娘のその言葉を聞いて、

心が乱れて揺れ動き、
悩みました。


やがて顔色も悪くなり、
他の修行僧たちは心配して、

ブッダのところへ、

その若い修行僧を
連れて行きました。


ブッダは
事の次第を聞かれて、

若い修行僧に確認してから、
言われました。


ブッダ:
「修行僧よ、

その娘の行為は、
不思議ではありません。


なぜなら、
その娘は、過去世において、

あなたの
妻であったからです。


あなたの妻は、かつて
その時出会った、

盗賊の首領(しゅりょう)に
心を奪われてしまい、

全インド第一の
弓の名手であった

あなたを捨てて、

最終的には、あなたを
死に至(いた)らせたからです」


このようにブッダは、

過去世の「小弓術師本生」
(『ジャータカ』第374話)を語られました。


ブッダ:
「修行僧よ、
その女性によって、

今、
自分自身に起っている、

渇愛・執着・欲を断つ事です」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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