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Ⅲ 第253回「ダンマパダ354」

Dhp354円空仏


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句354」


法(ほう)を説()く布施(ふせ)
「法施(ほうせ)」は

あらゆる布施に勝(まさ)り


法の味(あじ)
「法味(ほうみ)」は

あらゆる味に勝り


法の楽(たの)しみ
「法楽(ほうらく)」は

あらゆる楽しみに勝り


渇愛(かつあい)・
執着(しゅうちゃく)・

欲(よく) の
滅尽(めつじん)は

あらゆる苦(くる)しみに
打()ち勝ちます






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】神々の王・帝釈天(サッカ)





【教え】

自己にも他のものにも功徳


法施はあらゆる布施に勝る

たとえば、
ブッダや、阿羅漢に、

立派な衣を
「布施」したとします。


けれども、その衣が、
どんなに立派なもので

あったとしても、です。


「法施」:「法句」に
よって説き示される

「教え・法」を聴いた
喜びの方が、

勝れているのです。


なぜなら
[物質的な]「布施」は

「法句」を
聞いた喜び[法施]の

16分の1[ごくわずか]にも
値(あたい)しないからです。



法味はあらゆる味に勝る

もしも、人々に
」を聞く事が無ければ、

わずか、
スプーン一杯の粥(かゆ)も

施(ほどこ)す事は無いでしょう。



確かに  智慧を
そなえたサーリプッタ長老も、

初めは自分自身で、
聖者の流れに

入る事はできませんでした。


しかし
アッサジ長老によって語られた

」を聞いて
」を目のあたり見て、

聖者の最初の境地に、
達したのです。



三十七菩提分法
(さんじゅうしちぼだいぶんほう)


苦しみを滅し尽すために
練修する人は、

ブッダの
「教え・法」の集大成である

「三十七菩提分法」
を実践します。



 「四念処(しねんじょ)」―「身体・感受・心・法(心に起こるものすべて)」
            今の心を順々にこれらに集中します。()


 「四正勤(ししょうごん)」― まだ、生じていない悪・不善が生じないように
             すでに、生じている悪・不善が断たれるように

             まだ、生じていない善が生じるように
             すでに、生じている善が増大するように

             「意欲、努力、精進、心」を堅固にして
              自身を励(はげ)まし、勤(つと)めます。()


 「四神足(しじんそく)」―「意欲、精進、心、観察」によって起こる
            精勤となる力をそなえた基礎を修習します。(十二)

          

 「五根(ごこん)」― 「信根、勤根、念根、定根、慧根」を
          煩悩の静まり、寂静のため、正しい覚りに
          いたるために修習します。(十七)



 「五力(ごりき)」― 「信力、精進力、念力、定力、慧力」を
          寂静、正覚にいたるために修習します。(二十二)



 「七覚支(しちかくし)」―「念、法の吟味、精進、喜び、軽快、禅定、平静」を
            一切の煩悩の防止のために
            遠離、消滅、滅尽、棄捨に基づいて修習します。(二十九)


          

 「聖八正道(せいはっしょうどう)」―「正見・正思惟・正語・正業・
                正命・正精進・正定」に努めます。(三十七)
                     (『中部経典 第77』「大サクルダーイ経」)




法楽はあらゆる楽しみに勝る

ブッダの「教え・法」を
練修する事によって、

智慧」に達して、
苦の終わりを完成させ、

法を楽しむからです。


息子や娘や、
財産に対する

楽しみや喜びは、

行ったり来たりする
「6つの世界」

「六道輪廻(りくどうりんね)」:
「天上、人間、地獄、餓鬼、畜生、修羅」の

苦しみを受ける
条件()になります。



渇愛・執着・欲の滅尽は苦しみに打ち勝つ

」を説いたり、
聞いたりすれば、

内なる楽しみが生じて、
感動します。


「教え・法」を練修します。


やがて
「6つの世界の行き来」を終結させて

「道」の
成就・完成に達する事になります。


自分自身を含めて、

すべての生けるものに
功徳を与えます







【原因と結果】

ある時、
三十三の神々が集まり、

4つの問題を持ち上げました。


 1.「布施の中で何が最上か?」

 2.「味の中で何が最上か?」

 3.「喜びの中で何が最上か?」

 4.「渇愛・執着・欲の滅尽(めつじん)は
   なぜ最上か?」 と。



けれども、どの神も
説き明かす事ができませんでした。


神々は、
それらの解決を求めて12年間、

1万の鉄囲山(てっちせん)を
歩き回りましたが、

解決を見る事はできませんでした。



そこで、
すべての神々は、

四天王の
ところへ行って尋ねました。


けれども、
四天王にも分かりませんでした。


次に、
帝釈天(たいしゃくてん)のところへ行きました。


帝釈天は言いました。


帝釈天:
「皆さん、これらの事は、
誰にも分かりません。


ブッダの境地に
関わるものです」



帝釈天は、
大勢の神々とともに夜分、

ジェータ林へ行き、
ブッダを礼拝して、片側に坐りました。


帝釈天は、
ブッダに、どの神々も長い間、

4つの問題の
解決を求めたけれど、

解決できなかった事などを
申しあげました。


帝釈天:
「尊師よ、どうか

これら4つの意味を、

私たちに
説き明かしてくださいますように」


ブッダは言われました。


ブッダ:
「神々よ、分かりました。


タターガタは
「波羅蜜」を満たし、

大きな
「棄捨(きしゃ)」と

「布施(ふせ)」を行って、

そのような
疑問を晴らすために、

一切を知る「知智」に
達したのですから。


あなたたちの問いのうち、


 1. あらゆる「布施」の中で
  「法の布施(法施)」が、最上です。

 2. あらゆる「味」の中で
  「法の味(法味)」が、最上です。

 3. あらゆる「楽しみ」の中で
  「法の楽しみ(法楽)」が、最上です。

 4. 渇愛・執着・欲の滅尽は

  「阿羅漢果」に達するものですから、
  最上です」


そして、
この詩「法句354」を唱えられました。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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