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Ⅲ 第256回「ダンマパダ360,361」 第25 修行僧の章(ダンマパダ360~382)

ⅢDhp360et361山吹


2,500年前
ブッダは、誰に、どのような時に
「法の句」「教え」を説いたのか。



   「法句360,361」


眼()の防護(ぼうご)
耳(みみ)の防護

鼻(はな)の防護
舌(した)の防護は

すばらしく善い


身体(からだ)の防護
言葉(ことば)の防護

意(こころ)の防護は
すばらしく善い


すべての防護は
すばらしく善い

すべての苦(くる)しみから
解()き放(はな)たれます





【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】五人の修行僧 





【教え】

苦しみから解き放たれる


眼の感覚器官

「眼」の
感覚器官において、

その対象の
色(しき 色・形あるもの)が、

視野に入った時、

「好ましい対象」
に染まらず、

「好ましくない対象」
に汚されず、

不当な期待による
愚痴(ぐち)=

気づきの無い愚かさを、
起こさない場合、

「眼」の感覚器官はよく護られ、
防護(ぼうご)されています。



耳・鼻・舌の感覚器官

「耳・鼻・舌」の
感覚器官についても同様に、

その対象に染まらず、
汚されなければ、

それぞれの
感覚器官はよく護られ、

防護されています。



(こころ)の防護

「意(こころ)」が
防護されると、

言葉も、身体の行いも
護られます。
[身・口・意の三行の防護]



「防護」が起ったならば

 1. 信心
 2. 忍辱(にんにく 忍耐)
 3. 精進(しょうじん)
 4. (注意・集中力)
 5. 智慧

これらの5種を得ます。


(しん)・()・()
の「三行」は、次の

「十の善い行い」によって
防護されます。


 1. (身体)の行い
  不殺生(ふせっしょう)-生き物はすべて死を恐れます
  不偸盗(ふちゅうとう)-他人の物を盗む権利をもっていません
  不邪淫(ふじゃいん)-性的過ちや他人の権利や約束を犯しません


 2. (言葉)の行い
  不妄語(ふもうご)-誠実でない言葉を話しません
  不悪口(ふあっく)-粗暴な言葉を発したり、悪口を言いません
  不両舌(ふりょうぜつ)-両方の人に対して違った事を言って、仲を裂きません
  不綺語(ふきご)-飾り立てた言葉を発しません


 3. (こころ)の行い
  不貪欲(ふとんよく)-強欲に貪(むさぼ)りません
  不瞋恚(ふしんに)-怒りません
  正見(しょう(けん)―「原因・条件()・結果」を正しく知って見る。
          生きた教えとして私たちの日常生活に生かします。



苦しみから解放される     

6つの感覚器官が
防護されている人は、

欲望、憎しみ、悪意、無智、
傲慢、うぬぼれ等

これらの
汚れや不純などから

解き放たれます。


行ったり来たりする世界:
「天上・人間・地獄・餓鬼・畜生・修羅」

の苦しみから解放される。






【原因と結果】

五人の修行僧は、
五つの感覚器官:

「眼・耳・鼻・舌・身」を

各自が、1つ1つ別々に
護(まも)っていました。


ある時、
五人の修行僧は集まり、

言い争いました。


「自分は、
守り難(がた)いものを護っている」

「自分こそが、
守り難いものを護っている」 と。


そこで五人は、

ブッダのところへ行き、
尋ねました。


修行僧たち:
「尊師よ、
私たちのなかで、

誰が、守り難いものを
護っているのでしょうか?」


ブッダは、
一人の修行僧の問いも

退(しりぞ)けずに、
言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、

確かに
「眼・耳・鼻・舌・身」は、

すべて
守り難いものばかりです。


しかし 
あなたたちは、

今だけではなく、
以前も、

5つの感覚器官の
すべてを、

防ぎ護る事を
していませんでした。


そのため、
「賢者の教え」

「誡(いまし)め」を護らないで、

身を滅してしまったのです」


修行僧たち:
「尊師よ、
いつの時の事でしょうか?」


ブッダは、修行僧たちに
このように問われて、

過去世の話を語られました。


 ―― かつて
   国王と家臣たちが、

   鬼女によって、
   命を亡くしてしまう事がありました。


   その後、大士菩薩(だいしぼさつ)が、
   国王の座に就く事になりました。


   大士は、
   頭頂(とうちょう)に四大海の水をそそぐ、

   懽頂(かんじょう)の儀式を受け、
   国王に即位しました。


   白傘の下の王座に座り、
   自分自身の栄華を眺めました。


   そして言いました。

   「精進努力こそ、
   生けるもの(人々)がなすべきものだ!」 と。

 
   「更に、善き教え、善き誡めを、強く堅くする!」など、
   感嘆の言葉を発しました。



   その後、あなたたち五人は、
   タッカシラーの領土を得るために出発した、


   大士(だいし 菩薩)に従って、
   道を進みました。


   けれども、賢者の忠告を守らず、
   途中で鬼女に誘惑され、

   5の感覚器官:
   「眼・耳・鼻・舌・身・意」を防がず、

   その対象である
   「色・声・香・味・触・法」を

   護らなかったために、
   鬼女に食べられてしまったのです。


   けれども、王(菩薩)は、
   感覚器官を対象から防ぎ護りました。


   ですから、
   後からついてきた、

   天女のように美しい姿をして現れた
   鬼女に愛着しませんでした。


   それ故、無事に
   タッカシラーへ行き、領土を得ました。


   その王こそ、私だったのです ――
        (「油鉢本生」(『ジャータカ』第96話)



そこでブッダは、

現世と過去世の話を
結んで言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、修行僧は

どの感覚器官も、
すべて防ぎ護るべきです。


なぜなら、
これらを防ぎ護る者は、

すべての苦しみから
解放されるからです」 と。





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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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