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Ⅲ 第273回「ダンマパダ379,380」

Dhp379et380菩提樹の葉


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句379,380」


自(みずか)ら自分自身を
責()めるがよい

自ら自分自身を
省(かえり)みるがよい



自分自身こそ

自己(じこ)の
寄()る辺()です



自分自身こそ

自己の
拠()り所(どころ)です


それ故
自分自身で自己を
調(ととの)えるがよい






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】ナンガラクラ(鋤の家の人)長老





【教え】

なぜ今?
時の経つのは速い!



自ら自分自身を責めるがよい

自分自身でのみ、

自己を叱(しか)り
咎(とが)めるようにします。



自ら自分自身を省みるがよい

自分自身でのみ、
自己を

省(かえり)みて考え、
省察(しょうさつ)するようにします。


自分自身こそが、

自己の寄()る辺()・
拠()り所です。


どうして他の人が、
自分自身の

寄る辺・拠り所と
なる事ができるでしょうか?


善い行いをしたり、

安らぎ、
楽のある世界に向かうように

「教え・法」
「道」の練修に励む事。


苦しみ、悩みから解放されて、
安らいで、楽しく生きる事は、

他の人の「身体と心」に
依()っては、できません。



自分自身で自己を調えるがよい

私たちは、
 1. 未(いま)だ、
   生じていない不善が、生じないようにします。

 2. 既(すで)に、
   生じている不善を除きます。

 3. 未だ、生じていない善が、生じるようにします。

 4. 既に、生じている善が、増すように
   勤(いそ)しみます。


「坐禅瞑想」「禅定」:
「止」「観」に入ります。


[今の心に気づき・念]をもって
生きる事は、

今、この瞬間、に生きる事です。


身体と心が一つになって、
今、ここ、に生きているのです。


この反対の生き方は、

今、ここ、を忘れて
(失念して)生きる事です。


もしも、
今の心を忘れて

生きていくとしたならば、
どうでしょう?


自分自身が
生きている」事に

気がつかないまま、
生涯が終わってしまいます。



身体と心が、今、ここに、
生きていなければ

真に生きた!」という

実際の経験[実感・体感]の
無いままに、

人生を虚(むな)しく、
空虚(くうきょ)に送ってしまいます。


時の経つのは速い!





【原因と結果】

ナンガラクラという
貧しい男が、

賃金を得る仕事をして
暮らしていました。


ある修行僧が、
ぼろ布を着けて

鋤(すき)をかついで歩いている、
貧しい身なりの

ナンガラクラを見て、
声をかけました。


修行僧:
「あなたは、
そのような暮らしをするより、

出家した方が
よいのではないでしょうか?」


修行僧に
このように言われて、

ナンガラクラは
出家を決心しました。


そこで修行僧は、
ナンガラクラを

ジェータ林へ連れて行き、
出家させました。


ぼろ布と鋤は、
精舎の囲い地の

境界(結界 けっかい)にある
木の枝に掛けて置きました。


ナンガラクラは、
修行僧団に入るための

入団戒を受けて、
修行僧になりましたが、

その後も、ナンガラクラ(鋤の家の人)と
呼ばれました。


ある時からナンガラクラは、
出家生活に、

疑問
(ある満たされない思い)を

懐(いだ)くようになりました。


「自分には、このように

信者から布施された
袈裟(けさ)をまとう事は、

未だ相応(ふさわ)しくない
のではないのか?」と。


そこで
ナンガラクラは、

以前の、
ぼろ布と鋤とが置いてある、

あの木のところへ行って、
自分自身に言いました。


ナンガラクラ:
「恥知(はじし)らずの
ナンガラクラよ、

お前はこのぼろ布をまとい、
世俗社会に戻る

還俗(げんぞく)をして、

また
賃金を得る生活をしたいのか?」


このように
自らを誡(いまし)め、

心を静めました。


それ以後、ナンガラクラは、
不満が起きると、

修行僧の仲間には
「師のところへ行ってきます」 と

言っては、
その木のところへ行き、

自分自身を誡めて、怠る事なく
練修に励みました。


やがて
ナンガラクラは、

聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達しました。



ときに、
仲間の修行僧たちは、

ナンガラクラが
「師のところへ行ってきます」と

言わなくなったので、
彼をからかって言いました。


修行僧たち:
「友よ、あなたが

行く道[処 ところ]は
もう無用のようですね」


ナンガラクラ:
「尊者方よ、
はい、もう私には

迷いが無くなったので、
行く事はありません」


修行僧たちは、
ナンガラクラの言葉を聞いて、

嘘だと思いました。


そこで、
ブッダにこの事を申しあげました。


ブッダは言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、
ナンガラクラは

自らを誡(いまし)めて、
出家者として

なすべき事をなして、
最上の境地に達したのです」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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