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Ⅲ 第275回「ダンマパダ382」

Dhp382満月


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句382」


どんなに若(わか)い
修行僧であっても

仏・ブッダの教(おし)えに
勤(いそ)しんだならば

その人は、この世()を
輝(かがや)かします

雲(くも)を離(はな)れた
月(つき)のように






【場所】東園(とうえん)
    (ミガーラマーター殿堂 = 鹿子母講堂 ろくしもこうどう)

【誰のこと】スマナ沙弥(20歳未満の見習い修行僧)





【教え】

なぜ今?
心の花を咲かせる



ブッダの教えに勤しんだならば

どんなに若い人
であったとしても、

ブッダの「教え・法」を
勤勉(きんべん)に

努め励んだならば

」を成就・達成し
智慧」を獲得(かくとく)します。


年齢には関係ありません。



」を成就・達成した
その「智慧」によって、

5つの集まり「五蘊」:
「色・受・想・行・識」に

分類される世界の、
自分自身をよく観て、

深く観透(みとお)し、輝かします。



雲を離れた月のように

」を成就・達成したその人は
智慧と慈悲の人」となります。


「智慧と慈悲の人」は、
まるで

雲を離れた月のように、
明るく輝きます。



出家修行僧・比丘の生活です。

 三衣(さんね)― 大・上・下の3枚の衣と
 一鉢(いっぱつ)― 托鉢食用の鉢1つだけで、
 一処不住(いっしょふじゅう)― 1ヶ処に住まないで遊行して行きます。


それは、
貪り・怒り・愚かさを離れた

小欲知足」に
生きる事を知る人。


ブッダの「教え・法」「」を
まっすぐに歩む人です。

「智慧と慈悲」に生きる人です。



ブッダの「教え・法」は、
出家の修行僧だけでは無く、

在家の人:
老若男女、誰も

やがて、これまでの
厳しい冬を乗り越えて、

新しい息吹を含み、

芽が出て、
つぼみが開かれるように、

心の花を
咲かせるようにと願う

智慧と慈悲の教え」です。





【原因と結果】

スマナは七歳で、
沙弥(しゃみ 見習い修行僧)として、

アヌルッダ長老(天眼第一)の
ところで出家しました。


出家の時、
髪の毛を剃る

剃髪堂(ていはつどう)で、
直(ただ)ちに、

聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達しました。


そこで、アヌルッダ長老は、
沙弥スマナを連れて、

ブッダに
お目にかかろうと空を行き、

まず、
ヒマラヤ地方の森の修行処

(住まい)に下りました。


アヌルッダ長老は、そこで

「坐禅瞑想」に
精進努力していました。


坐禅と坐禅の間に行う

「瞑想歩き」をしていた時です、

突然、腹痛が起こりました。


沙弥スマナは、
アヌルッダ長老の

苦しんでいる様子を見て、

何を
すればよいかを尋ねました。


アヌルッダ長老は言いました。


アヌルッダ長老:
「スマナよ、この痛みには、

アノータッタ池の水を飲むと
楽になるのだが…」


沙弥スマナはこれを聞いて、
空に飛び上り、

6,000kmも離れた
アノータッタ池に行きました。


アノータッタ池には、
龍王(りゅうおう)が棲()んでいて、

沙弥スマナが、
水を汲みにきた事を知ると

激しく怒り、
激怒(げきど)しました。


そこで、
沙弥スマナは考えました。

「ブッダの「教え・法」の威力を
示して水を汲めばよい」 と。


沙弥スマナは、

空に住む神々から
梵天の神々にまで、伝えました。

「ブッダの「教え・法」の威力を
示して水を汲みたいのです」 と。


そこで、神々が集まって、
龍王を圧倒しました。


沙弥スマナは、
瓶(かめ)に水を汲みました。


沙弥スマナは、
アヌルッダ長老のところへ戻り、

長老はその水を飲んで、
たちまち、

腹痛は治(おさ)まり
健康を回復しました。


それから
アヌルッダ長老は、

沙弥スマナを連れて、
ブッダのところへ行きました。


確かに 
修行僧たちは、

アヌルッダ長老を
歓迎しました。


しかし 
ある修行僧たちは、

沙弥スマナの頭や耳をつかんで、

いたずらや悪ふざけ
をしました。


ブッダはそれを見られて、
沙弥スマナの「」を

明らかにすべきである、
と考えられて

アーナンダ長老に言われました。


ブッダ:
「アーナンダよ、
タターガタは、

アノータッタ池の水で
足を洗いたい。

誰か沙弥に、
水を汲みに行かせなさい」


500人の沙弥がいましたが、
その中で、

沙弥スマナは以外には、
アノータッタ池に

行く事ができる者は
いませんでした。


沙弥スマナは、
その役目を果して戻ってきました。


ブッダは、沙弥スマナを
称讃して尋ねました。


ブッダ:
「スマナよ、あなたは何歳ですか?」


沙弥スマナ:
「尊師よ、七歳でございます」


ブッダ:
「スマナよ、それでは、
今日から修行僧・比丘になりなさい」



このようにして沙弥スマナは、
七歳で入団戒

[20歳以上の出家者が正式な修行僧としてそなえ、
保つべき具足戒
]を

授(さず)けられました。


ブッダの修行僧団において、

このように二十歳未満で
「具足戒(ぐそくかい)」を授けられて、

正式な修行僧・
比丘となった人は、

このスマナと
ソーパーカの二人だけです。


やがて、
修行僧スマナの勝れた威力が、

修行僧たちの間で
話題になりました。


ブッダはそれを聞かれて、

この詩
「法句382」を唱えられました。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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