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Ⅲ 第291回「ダンマパダ399」

Dhp399山吹


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句399」


罵(ののし)られ
打()たれ

縛(しば)られても

怒(いか)る事なく
耐()え忍(しの)んで


忍辱(にんにく)・
忍耐(にんたい)の

力(ちから)があり
軍勢(ぐんぜい)のある人

その人を
バラモンと呼びます






【場所】ヴェール(林竹林精舎)

【誰のこと】アッコーサカ・バーラドヴァージャ





【教え】

なぜ今?
執着しない、捨てる、耐え忍ぶ




怒る事なく耐え忍ぶ

悪口を発する
罵(ののし)りにも、

手や棒などによって、
殴(なぐ)られたり、

打たれたりする
殴打(おうだ)にも、

また、鎖(くさり)で
捕えられる縛りにも

」を
極めた人は

「怒る事なく、耐え忍び」ます。


「怒る事なく、耐え忍び」ますので

「忍辱(にんにく)の力」を
そなえています。



軍勢のある人

「怒る事なく耐え忍ぶ」事が
何度も起こるので、

忍辱・忍耐の力は、
軍勢となります。


「忍辱・忍耐の力」を
そなえている人は

「軍勢のある人」となります。



ブッダの「道」を支えるもの

執着しない
捨てる
耐え忍ぶ、事にあります。







【原因と結果】

アッコーサカ・
バーラドヴァージャには、

兄の
バーラドヴァージャがいました。


その兄の妻の
ダナンジャーニーは、

聖者の最初の境地
「預流果」に達している、

女性バラモンでした。


女性バラモン・
ダナンジャーニーは、

くしゃみをしても、
咳(せき)をしても、

躓(つまず)いても、
感嘆の言葉を発しました。


 ダナンジャーニー:
  「 阿羅漢(あらかん)であり 
    正自覚者(しょうじかくしゃ)である 

    かの世尊(せそん ブッダ)を 
    拝(はい)したてまつります 」



ある日、
ダナンジャーニーは、

夫の
バーラドヴァージャ・バラモンに

給仕をしている時、
躓(つまず)いて、

大声で発しました。


 ダナンジャーニー:
  「 阿羅漢であり 
    正自覚者である 
  
    かの世尊(ブッダ)を 
    拝したてまつります 」


夫の
バーラドヴァージャ・バラモンは

怒り、言いました。


バーラドヴァージャ:
「この
賤(いや)しい女は、

躓(つまず)けば、
どこでも

あの禿頭(はげあたま)の
沙門(しゃもん)を

称(たた)えている。


賤しい女よ、
今から

お前の師を
論破してやろう!」


ダナンジャーニー:
「バラモンさま、
どうぞ、どうぞ。

けれども、私は、

ブッダを論破できる人を
見た事がありません。


とにかく精舎へ行って、
お尋ねになる事です」



バーラドヴァージャは、
ブッダのところへ行き、

礼拝もしないで、
片側に立って、

詩をもって質問しました。



  「 何を断てば、楽に眠る事ができ
    何を断てば、悲しまないのか

    ゴータマ(ブッダ)よ、
    どのような一つの「法」の
  
    破壊(はかい)を
    あなたは讃(たた)えるのか? 」



ブッダは、
その質問に答えられて、

次の詩を
唱えられました。


  「 怒りを断てば、楽に眠る事ができ
    怒りを断てば、悲しむ事は無い

    最上の甘美な毒の根の
    怒りの破壊を、バラモンよ

    すべての聖者は称讃します
    それを断てば、悲しまないから 」
     (『相応部』「有偈篇」婆羅門相応)



バーラドヴァージャは、

ブッダに対して
心が清まりました。


そして、出家しました。


やがて、聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達しました。



ときに、
ダナンジャーニーの弟

アッコーサカ・
バーラドヴァージャは

「兄が出家した」と聞いて、
腹を立てました。



そして、
ブッダのところへ行って、

ブッダを
口汚く罵(ののし)りました。


ブッダは
「お客様への
食事の喩(たと)え」をもって、


アッコーサカ・バーラドヴァージャを
諭(さと)されました。


ブッダ:
「アッコーサカよ、
たとえば、

お客様のために
用意されたご馳走を、

お客様が
召し上がらなければ、

ご馳走は、
用意した人に戻ります。


そのように、
ブッダと修行僧団は、

罵(ののし)りをいただきません、
受けません。


ブッダと修行僧団は、

あなたと一緒に食べる事は、
ありません。


やりとりをして、
交換する事もありません」


弟アッコーサカ・
バーラドヴァージャもまた、

ブッダに対して心が清まり、
出家し、

やがて
「阿羅漢果」に達しました。



更にまた、
別の二人の弟も、

ブッダに導かれて出家し、
やがて「阿羅漢果」に達しました。



ある日、修行僧たちは
「法が説かれる講堂」で

四人の、
バーラドヴァージャ・

バラモン兄弟の話を始めました。


そして、
ブッダの「」の

素晴らしさを
語り合いました。


そこへ
ブッダが現われ、言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、

タターガタには、
耐え忍ぶ力があります。


そのため、
怒りに満ちた人たちに対して

怒る事が無く、

多くの人々の
拠(よりどころ)になっています」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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