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Ⅲ 第292回「ダンマパダ400」

Dhp400薬師如来


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句400」


怒(いか)りが無く
務(つと)めをそなえて

戒(かい)を保(たも)ち
増長(ぞうちょう)が無い


身()を調(ととの)えて

最後(さいご)の身体(しんたい)を
保(たも)つ人

その人を
バラモンと呼びます






【場所】ヴェール(竹林精舎)

【誰のこと】サーリプッタ長老





【教え】

なぜ今?
他のものを理解できる




怒りが無く

道を極め、
煩悩の滅し尽くした人は、

決して怒る事が無いのです。


なぜなら
「頭陀行(ずだぎょう)」
という「務めをそなえ」、

同時に
「4つの清浄な戒」を
保っているからです。


Ⅰ.頭陀行

 三衣(さんね):衣は大衣、上衣、小衣の3枚だけです。

 一鉢(いっぱつ):托鉢行で、食事の供養を受ける鉢1つです。

 一処不住(いっしょふじゅう):一ヶ所に定住しないで諸国を行脚(あんぎゃ)する
             遊行(ゆぎょう)の生活です。
                   (『禅の風』曹洞宗宗務庁1996 No.15)


Ⅱ.4つの清浄な戒

 1. 根本防護戒― 戒律条項の集成。「善法」で最上のもの。
         基本の戒律は「五戒」です。
         布薩日に誦唱される。

  「布薩(ふさつ)」とは。
  
  修行僧団で半月ごとに集まって、
  「戒律」の条文を読みあげ、

  生活を顧(かえり)みて、
  互いに自己の罪を懺悔(ざんげ)する儀式です。


 2. 根(六根)防護戒―6つの感覚器官
          「眼・耳・鼻・舌・身・意」を
          好ましい対象「色・声・香・味・触・法」によって
          捕えられないように、防ぎ護ります。

 3. 生活清浄戒― 精進努力によって生活を清浄に保ちます。

 4. 資具依止戒― 智慧による、4つの
         生活必需品(衣・食・住・薬)だけを持つ
         資具依止戒(しぐえしかい)。




増長が無い

漏()れて出つづける、
渇愛・執着・欲が、

次第に増えていくという、
増長の無い事です。


6つの感覚器官
「眼・耳・鼻・舌・身・意」の
六根を調えています。

6つの世界
「天上・人間・地獄・餓鬼・畜生・修羅」を

行ったり来たりする
輪廻」が、

現世の自分自身で、
最後となる事です。



慈悲の心をもった生きもの

確かに 人は、
時として罵(ののし)りの言葉を発したり、

他の人を害して、
残酷(ざんこく)になります。


その残酷さとは、
気づきのない愚かさと、

憎しみと、欲望と、
嫉妬の結果です。


しかし
忍耐(にんたい)・忍辱(にんにく)が
大切と気づく事もできます。


私たちは、
他のものを理解できる

慈悲の心」をもった
生きものでもあります。






【原因と結果】

その時、
サーリプッタ長老は、

五百人の修行僧とともに
托鉢行に入り、

ナーラカ村の
母親の家に行きました。


サーリプッタ長老の母親は、
長老を座らせて、

食事の給仕をしながら、
長老を罵(ののし)りました。


母親:
「この残飯喰(ざんぱんく)いめ!

お前は、他人の家から
わずかスプーン一杯の酸っぱい

粥(かゆ)を受けるために、
8億金もの財産を捨てて、出家したのだ。


この家は、お前のために
破滅・破壊している。

さあ、今は食べるがいい!」


母親は、
修行僧たちにも言いました。


母親:
「私の息子は、お前たちの
小間使いにされている。

さあ、今はたべるがいい!」



サーリプッタ長老は、

托鉢食(たくはつじき)を受け取ると、
そのまま精舎に帰りました。



ときに、
ラーフラ長老(ブッダの実子)は、

その事を
ブッダに申しあげました。


すると
ブッダは、ラーフラ長老に尋ねました。


ブッダ:
「ラーフラよ、
和尚(ラーフラの和尚=サーリプッタ長老)は、

母親に何か言いましたか?」


ラーフラ長老:
「尊師よ、いいえ、長老は、
何も言われませんでした」



他の修行僧たちは、
それを聞いて法堂で話を始めました。


修行僧たち:
「友たちよ、
なんと不思議な事であろうか、

サーリプッタ長老の「」は!」


ブッダ:
「修行僧たちよ、
道を極め、

煩悩の滅し尽くした人は、
決して怒る事が無いのです」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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