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Ⅲ 第296回「ダンマパダ404」

Dhp404オオバキスミレ


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句404」


在家(ざいけ)
出家(しゅっけ)

両方(りょうほう)の人に
交(まじ)わる事なく

家(いえ)は無く
遊行(ゆぎょう)して歩(あゆ)む

小欲(しょうよく)の人

その人を
バラモンと呼びます






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】洞窟に住むティッサ長老





【教え】

なぜ今?
信・精進・念(今の心)




小欲の人

貪欲(とんよく)は無く、
物足らぬ不足のところに

却(かえ)って満足し、
足る事を知って、喜び、楽しみます。

小欲知足(しょうよくちそく)の人です。


それは
 1.「三宝」:
  「ブッダ()」
  「ダンマ()」
  「修行僧団()」 と


 2.「原因と結果の法則」を信じる、
  「」を確立するところに現れます。





「教え・法」を深く理解する事です。

また「戒」を保つところに現れます。



4つの清浄な戒

聖者の「」によって、
汚れがとり除かれた

「4つの清浄な戒」があります。


 1.による、最上の戒「五戒」を守る防護戒(ぼうごかい)
 
 2. 精進による、生活清浄戒(せいかつしょうじょうかい)

 3. による「眼・耳・鼻・舌・身・意」6つの感覚器官の防護戒

 4. 智慧による、4つの生活必需品(衣・食・住・薬)だけを持つ
   資具依止戒(しぐえしかい)




遊行

雨期の3ヶ月間を除いて、
屋根のある家には、住みません。


一ヶ所に定住しないで、
遊行して歩きます。

家に愛着が無く、
練修修行して歩く人です。






【原因と結果】

ティッサ長老は、

ブッダから瞑想対象を受けると、
森に入りました。


森で、臥坐所(がざしょ)として
相応(ふさわ)しい所を探しているうちに、

ある洞窟(どうくつ)に
辿(たど)り着きました。


着くと同時に、
ティッサ長老は心の安定を得ました。


そこで、
ティッサ長老は思いました。


「ここに住めば、
出家者としてなすべき事が成就できる」 と。



さて、
この洞窟に棲()んでいる、
女神は考えました。


「戒律を護(まも)り、
保っている

修行僧がやって来た。


戒律を保持する修行僧と

同じ場所に棲むのは、
難しい事だ。


とはいっても、
この修行僧は、

ここに
一晩だけ泊まって、

翌日には
きっと出発するであろう」 と。


そして、
洞窟に棲んでいた女神は、

息子たちを
連れて出て行きました。



翌朝、ティッサ長老は
村へ托鉢行に入りました。


その時、
ある在家の女性信奉者が、

ティッサ長老を見て、
息子のように愛(いと)しく思いました。


その女性信奉者は、
ティッサ長老を家に案内して、

食事の供養をした後、
強く願いました。


「この雨期の3ヶ月間は、
信奉者の私に、尊者の

食事の供養、そして
お世話をさせてください」 と。


ティッサ長老は考えました。


「これによって
練修修行に専念し、

貪欲・瞋恚・愚痴の世界から、
離れ、出る事ができる!」 と。


そこで、女性信奉者に同意して、
洞窟に戻りました。



洞窟での練修修行が、
半月経ちました。


その間女神は、

洞窟に息子たちを連れて、
帰る事ができませんでした。


そこで、ティッサ長老の
「戒律」を護り、保つところに

欠点が無いか、を調べました。


けれども、
ティッサ長老の護り、保つ
「戒律」は、清浄でした。


そこで、洞窟の女神は、
ティッサ長老に出家者としては、

あってはならない
気持ちを起こさせて、

練修修行の
邪魔をしようと思いました。



洞窟の女神は、
ティッサ長老に

食事の供養をしている、
女性信奉者の息子の身体に

とり憑()いて、
首を回しました。


女性信奉者の息子の目は
虚(うつ)ろになり、

口からは
涎(よだれ)を流しました。


女性信奉者は、
それを見て叫びました。


女性信奉者:
「一体これは、なんなの!」


そこで
洞窟の女神は、

姿を見せずに
女性信奉者に言いました。


洞窟の女神:
「この子は、私に
とり憑()かれている。

祈り、捧(ささ)げ物をし、
バリ儀礼(ぎれい)を行っても効果は無い。


けれども、お前が施し、
世話をしている

長老が、
足を洗った水を

この子の頭に注ぐなら、
私は離れてやろう」


女性信奉者:
「女神よ、分かりました」


女性信奉者は、
いつもの時間に

ティッサ長老が来ると、
長老の足を洗い、

その
洗った水を取って言いました。


女性信奉者:
「尊者よ、この水を
息子の頭に注いでもよろしいでしょうか?」


ティッサ長老:
「信奉者よ、よろしい」

女性信奉者は、
長老の足を洗った水を、

息子の頭に注ぎました。


洞窟の女神は、
直(ただ)ちに息子から離れました。


そして、
洞窟の入り口に立ちました。



さて、
ティッサ長老は、

供養された
食事の務めが終わると、

その場を離れ


「髪などの32種からなる
身体の部分の観察」を

唱えながら、
洞窟の入口に着きました。


すると、
洞窟の女神は言いました。


洞窟の女神:
「偉大な医師よ、
ここに入ってはなりません」


ティッサ長老は、
立ったまま言いました。


ティッサ長老:
「あなたは誰ですか?」


洞窟の女神:
「尊者よ、私は
この洞窟の女神です」


ティッサ長老:
「女神よ、私が
医師の仕事をしたという、

理由・根拠があるのですか?」


洞窟の女神:
「尊者よ、たった今、
人間ではない、非人(ひにん)に

とり憑かれていた
男の子の頭に、

あなたの足を洗った水が、
注がれたのではありませんか」


ティッサ長老:
「女神よ、そうです。
注がれました」



すると、
ティッサ長老は思いました。


「ああ、なんと私自身

」の成就・達成を
正しく願っているのであろう!


なんと私の行いは
「教え・法」に相応(ふさわ)しいのであろう!


洞窟の女神でさえも、
私の護り、保つ

「4つの清浄な戒」に、
欠点を見つける事ができなかった。


地面を歩いた足を
洗った、あのような水を

子供の頭に、注いだ事に
清濁(せいだく)の

懸念を懐(いだ)く事は
まったく無かった。


ただそのとおりに
ありのままを見ただけであった。


[浄・不浄の感情=
分別心がまったく起こらなかった!
]」 と。


自然(じねん)に
護り、保つその「」に、

強い喜びが起こりました。


ティッサ長老は、
その感情を鎮(しず)めると、

足を動かす事もせず、
その場所で即座に、

聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達しました。


そこで、
ティッサ長老は、

洞窟の女神を誡(いまし)め
諭(さと)しました。


ティッサ長老:
「女神よ、あなたは
[浄・不浄など分別心の起こらない]

清浄(しょうじょう)な沙門(しゃもん)を
汚(けが)しました。


ここに
棲()んではなりません...」 と。



ティッサ長老は、
その洞窟で

3ヶ月間の雨期を過ごした後、
ブッダのところへ行きました。


やがて、修行僧たちの間で
ティッサ長老の事が、話題になりました。


ブッダは、言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、

わが息子(ティッサ)は、
決して怒る事がありません。


ティッサには、

在家者とも、出家者とも
[社交的な]交際が無いのです。


小欲であり、
足る事を知っています
」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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