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Ⅲ 第299回「ダンマパダ407」

Dhp407芥子種


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句407」


錐先(きりさき)から
落()ちる

芥子種(からしたね)のように

貪(むさぼ)り
瞋(いか)り
慢心(まんしん)
覆(おお)い

これらが
離(はな)れ落ちている人

その人を
バラモンと呼びます






【場所】ヴェール林(竹林精舎

【誰のこと】マハーパンタカ長老





【教え】

なぜ今?
呼吸・生命を生きる




芥子種のように

点のような
芥子種(からしだね)の粒は、

鋭い錐(きり)の先に
留まっている事はできない。



芥子種が、
錐先に留まらないように、

貪り・怒り・気づきのない愚かさ=
煩悩(身心を乱れさせる心の不健康)を

留めておく事の
無い人の事です。


また
愛着・慢心・我見」の無い人です。



覆(おお)い

他の人の「」を、

まったく
見えなくしてしまう事。


「徳」の塗り潰しを
特徴とする事です。



離れ落ちている人

覆いを、
心に留める事の無い人。


逆に、他の人の「」を
称(たた)える人です。


そのような人は、
息(自らの心)・呼吸に集中し、

現在の瞬間に気づき、
拠()りどころを発見する。


貪・瞋・痴」を出たという
資産の持ち主になります。



資産のもち主

生命(いのち)を
きらきらと輝かして、

本来の生命を
取戻す事のできた人です。


生命の基礎になるのは、
呼吸です。

自然に吸う息、吐く息、
即ち、

呼吸」があってこそ私たちは、
生命を生きる事ができます。






【原因と結果】

マハーパンタカ長老は、
出家して努力精進し、

聖者の最高の境地
「阿羅漢果」に達していました。


弟のチューラパンタカにも、
この安らぎに達するように、

と願って、
弟を出家させました。



けれども
弟は、出家してから

4ヶ月が過ぎても
「ブッダの教え・法」の

たった「一つの詩」も
理解する事ができませんでした。



そこで
兄のマハーパンタカ長老は、

弟のチューラパンタカに
言いました。


マハーパンタカ長老:
「チューラパンタカよ、
お前はこの

「教え・法」の修行僧団に
留まる事はできない。


この僧団から出て行きなさい!」


このように言って、
弟チューラパンタカを

精舎から追い出し、
門を閉じてしまいました。



修行僧たちは、話を始めました。


修行僧たち:
「友たちよ
マハーパンタカ長老は、

弟のチューラパンタカを、
修行僧団から追い出してしまった。


煩悩の滅し尽くした

漏尽者たちにも、
怒りが起こるのであろうか?」



その時、ブッダが現われ、
言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、
漏尽者たちに、

貪り・怒り・気づきのない愚かさ=
煩悩はありません。


わが息子マハーパンタカは、
教えの意味を尊重し、また

真理・法」を尊重する事によって、
そのようにしたのです」


そしてブッダはこの詩
「法句407」を唱えられました。



なお、弟チューラパンタカは、
ブッダによって僧団に引き止められ、

ブッダに教え導かれた通りに、
懸命に努力しました。


やがて、捉(とら)われが、
解けて無くなり、

自由に解放されました。

喜びと幸せに満たされました。


そして「道を極めた」境地の
「阿羅漢果」に達しました。
     (チューラパンタカについては「法句25」参照)



ブッダは、後に
チューラパンタカにちなんで、
弟子たちに言われました。


ブッダ:
「修行僧たちよ、

この「教え・法」のもとで
精進努力する人は、

貪・瞋・痴=世間の法を出た」という
資産の持ち主になります」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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