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Ⅲ 第301回「ダンマパダ409」

ⅡDhp409藤の花


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句409」


この世()において

長(ちょう)・
短(たん)のもの

微細(みさい)・
粗大(そだい)

美()・
醜(しゅう)のものでも

与(あた)えられなければ
取らない人

その人を
バラモンと呼びます






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】ある漏尽者(ろじんしゃ)





【教え】

なぜ今?
意(こころ)の集中力




長・短のもの

衣や、装身具などの

「長さ・短さ」
のあるものです。



微細(みさい)・粗大(そだい)」なもの

宝石や真珠などの
「微細・粗大」な、

大・小の
形のあるものです。



美・醜のもの

「色や形が美しい、あるいは、
色や形が悪い、という醜」

これらがあって、
高価や安価によるものです。



与えられなければ取らない人

供養・布施されたものでなければ、
受け取らない人。

執着、
渇愛・欲、

貪り・怒り・
気づきのない愚かさ=

煩悩
(身心を乱れさせる心の不健康)

の滅し尽くした阿羅漢は、

他の人のどのような財産をも、
取る事はありません。



意(こころ)に集中力があれば、

 正しい気づき
 正しい考え
 正しい言葉
 正しい行動
 正しい努力

が実現できます。




  私たちが誰かを、
  愛情あふれる心で思うなら、

  その人も愛を感じるでしょう。

  .....愛する思いは
  心を治療してくれるのです。

  これらを直接に体験できるなら、
  私たちは、そこで

  自分自身の本当の
  主人になれるのです。

   (『抱擁』ティク・ナット・ハン著 現文メディア 2008)






【原因と結果】

サーヴァッティの都に、

邪見を持つ一人の
バラモンがいました。


そのバラモンは、
上衣に体臭がつくのが嫌で、

衣を脱いで、
別のところに置いて、

家の門の方に向かって、
坐っていました。


その時、
一人の漏尽者(ろじんしゃ)が

食事の務めを終えて、
精舎に向かっていました。


その漏尽者は、
置いてあった衣を見て、

あちらこちらと眺めましたが、
誰も見当たりませんでした。


そこで
「これは持ち主の無い

糞掃衣(ふんぞうえ)である」と思って
取り上げました。


すると、持ち主の
バラモンがそれを見て、

その漏尽者を
罵(ののし)って言いました。


バラモン:
「禿頭(はげあたま)の沙門(しゃもん)よ、
私の衣を取るのか!」


漏尽者:
「バラモンよ、
これはあなたのものですか?」


バラモン:
「沙門よ、そうだ!」


漏尽者:
「バラモンよ、私は
誰も見当たらなかったので、

糞掃衣だと思って
取り上げたのです。


さあ、どうぞこれを」



漏尽者は、
バラモンに衣を返すと

精舎に戻り、修行僧たちに
その事を話しました。


すると修行僧たちは、
その漏尽者に尋ねました。


修行僧たち:
「友よ、それは
長い衣でしたか、短いものでしたか?

粗いものでしたか、
柔らかいものでしたか?」


漏尽者:
「友たちよ、
それがどうであれ、

私には
衣への執着はありません。


ただ、糞掃衣だと思って、
それを取り上げただけです」


これを聞いた修行僧たちは、
この事を

ブッダに申しあげました。


修行僧たち:
「尊師よ、
この長老は、

真実ではない事を語り、
事実とは別の事を説明しております」



ブッダは言われました。

ブッダ:
「修行僧たちよ、
長老は事実を語っています。


煩悩が滅し尽くしている
漏尽者は、

他の人の持ち物を取る事は
ありません」 と。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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