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Ⅲ 第307回「ダンマパダ415」

Dhp415円空仏


「ブッダの語ったとされることばに最も近い教え」



   「法句415」


この世()の
諸欲(しょよく)を

断()ち切()って

出家(しゅっけ)し
遊行(ゆぎょう)して

欲(よく)と生存(せいぞん)が
尽()くされている人

その人を
バラモンと呼びます






【場所】ジェータ林(祇園精舎)

【誰のこと】スンダラサムッダ(美海)長老





【教え】

なぜ今? 小欲知足



諸欲

欲の対象としてある「物欲」と、
煩悩から生まれる「煩悩欲」です。


 「物欲」とは、色・形ある物に対する欲です。
 「煩悩欲」とは、貪り・怒り・気づきのない愚かさです。



出家し遊行して

世俗の世界を離れて、
乞食行(こつじきぎょう)を行う

修行者の練修修行です。



欲が尽くされて

 1. 三枚の(大衣・上衣・小衣)
 2. 托鉢行のためのを1つ
 3. 一ヵ所に定住しない遊行の生活をする

この頭陀行(ずだぎょう)を

徹底して行う
出家修行者の生活です。



生存が尽くされている

「三界」:
「欲界・色界・無色界」の

執着、欲が尽くされている事です。



三界

 1.欲界― 欲に執着して欲望を楽しむ世界。

 2.色界―身体に執着して、
     身体の楽しみを求める世界。

 3.無色界― 精神・心に執着して、
      心の楽しみを求める世界。



在家の私たちにとっても、
大切な事は、

 1. 執着・欲の断・捨・離と、
 2. 時間の使い方にあります。

  残りが少なくなるほどに、
  時間は貴重になります。



小欲知足

「小欲知足(しょうよくちそく)」の
生活をします。


簡素で健康的な
日常生活を送る事ができたなら、

自分自身に対しても、
大自然に対しても、

これまで見えなかった
不思議」を体験する。






【原因と結果】

スンダラサムッダ長老は、
コーサラ国の都、

サーヴァッティの
大富豪の家に生まれました。


ある日、スンダラサムッダは、
多くの人々が、

香や花輪を手にして
「教え・法」を聞くために

ジェータ林(祇園精舎)へ
行くのを見て、

その人々と一緒に
出掛けました。


ブッダは、
スンダラサムッダの意向を知られて、

やさしい教えから
次第に難しい教えへと

順々に「教え・法」を
説かれました。


ブッダの「教え・法」を聞いた
スンダラサムッダは、

直(ただ)ちに、
出家を決意しました。


両親を一生懸命に説得し、
許可を得て、

ブッダのところで出家しました。


スンダラサムッダは、
修行僧団への

入団が認められると、
考えました。


「必ずしも、
このコーサラ国の都、

サーヴァッティに
住む必要はない」 と。


そして、マガダ国の都、
ラージャガハへ行き、

托鉢行をして暮らしていました。



ある日、
サーヴァッティの都で

祭りが
行われた時の事です。


スンダラサムッダの両親は、
息子の幼友達が、

嬉しそうに
祭りを喜び楽しみ、

遊んでいるのを
眼にしました。


そして、出家した
息子を思い、悲しみました。


その時、
一人の遊女が、

スンダラサムッダの
実家にやって来て、

彼の母親の話を聞いて
言いました。


遊女:
「お母さん、私が
息子さんを

出家の世界から離れさせて、
還俗(げんぞく)させましょう」


母親は、
遊女に約束しました。


母親:
「息子が還俗した
その時には、

あなたを
この家の女主人にします」


遊女は、
沢山の従者を連れて

ラージャガハの都へ行き、
スンダラサムッダ長老が、

托鉢行をする道を調べ、

そこに
7階建ての家を建てました。


そして、
早朝からご馳走を用意し、

スンダラサムッダ長老が
托鉢行に来ると、

食事の供養をしました。


遊女は、巧みに
スンダラサムッダ長老を誘い、

長老を少しずつ徐々に、

建物の
上の階へと案内しました。



数日のうちに、
スンダラサムッダ長老は、

味覚の
虜(とりこ)になってしまい、

ついに
7階まで上がってしまいました。


遊女は、

スンダラサムッダ長老を
座らせると、

女性が男性を誘惑する
40の手段で、

長老に言い寄りました。


たとえば
欠伸(あくび)をする、

戯(たわむ)れる、
恥()じらう、

物をねだる、身を飾る、
歌う、踊る、泣く、笑うなど。


これらによって
男性に媚()びる

女性の
態度を見せました。


すると
スンダラサムッダ長老は、
激しく震えました。


「ああ、なんという事か!

自分が
犯した行為の重大さに、

気づかなかったとは!」 と。



その時、ブッダは

そこから540kmも離れた
ジェータ林に住まれていましたが、

それをご覧になって、
微笑(ほほえ)まれました。


そのブッダを見て、

侍者のアーナンダ長老が
その理由を尋ねました。


ブッダは、答えられました。


ブッダ:
「アーナンダよ、
スンダラサムッダが

遊女と戦っており、
彼が勝利するでしょう」


それからブッダは、

スンダラサムッダ長老に
光を放たれ、説かれました。


ブッダ:
「修行僧よ、
2つの欲の

どちらも顧(かえり)みず、
捨てるのです」 と。


そして、ブッダは

この詩「ダンマパダ415」を
唱えられました。








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プロフィール

ふつ庵

Author:ふつ庵
「茶室で坐る坐禅と一服の茶 
そして ブッダのことのはをまねぶ庵」庵主

2,500年前
「ブッダの説いた教え」
「法の句」を物語ります。

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